帝国諸軍の軍用車両 第3回 -地下潜行車輌-

地下潜行車輌

帝国には、地上を走る車輌のみならず、地下を掘削し潜行する特殊車両が(いくつも!)存在する。
今回はそれらをまとめて紹介することとする。

Hades Breaching Drill


次に紹介するTermiteやMoleのように《歪み》の力を用いるジェネレーターの作用で地下空間を潜行するのではなく、Hadesは物理的に土や岩を掘削している。
前面に取り付けられた硬く巨大なカッターで岩盤を砕き、内蔵されるメルタカッターで速やかにそれらを粉々にすると、ベルトコンベアで後背部より排出する。
Hadesの主な使用法は、敵の要塞や警戒線の下にトンネルを掘ったり、敵のトンネルよりさらに下に、敵トンネル破砕用のトンネルを掘ることである。
Hadesはそうした目的のため、工兵によって綿密に時間をかけた計画に用いられる車輌であって、戦場に直接姿を表す類の車両ではない。
しかしながら、たとえ地上における速度がのろのろとしたものであっても、その破砕能力はすさまじく、建築物やバンカーなどへの有効な対抗策となる。
もちろん、たまたま敵兵を巻き込んでしまった場合にも大いに有効である。

Termite Assault Drill


Termiteは帝国及びスカットによって用いられてきた地下潜行兵員輸送車両である。上述したように、根本的には《歪み》の力を用いて地下を進むが、前面のドリル自体にも破砕能力があるのは間違いない。
10人程度1の兵員を輸送可能で、地下を通って、敵の無防備な後背や、要塞内部に奇襲攻撃をかけるために用いられる。
その歴史は古く、地球統一戦争時代の開発となる。火星からの技術供与を受けて、欧州地域のテクノバーバリアンへの攻撃に用いられたという。
また、大逆時代にはインペリアルフィスト兵団が50以上ものTermiteを用いて大逆一派の警戒網の背後に現れ、最大級の混乱をもたらしたことがよく知られている。
なお、Termite本体はヘビーフレーマー等の武装を有するが、地下へ投入される前に地上を輸送するための大型車輛は、通常非武装である。

Imperial Mole


Termiteより巨大な地下潜行車輌がImperial Moleである。
これがフォージワールドからモデル化されることが、ウォーハンマーコミュニティにて発表されている。→Warhammer Community
現時点ではどのような設定の取捨選択があるか不明であるが、大型の地下潜行兵員輸送車両という点は間違いないものと思われる。

なお、Hellboreという、さらに巨大な地下潜行車輌が存在する2が、Epicで登場したのみであり、今後どのように扱われるかは不明である。

諸元

現状ではどの車両も詳細なデータは不明である。

モデル

Hades Breaching Drillは、現在フォージワールドより販売されている。→Hades Breaching Drill

アーマーキャストから出ていたレジンモデル旧Termiteは絶版。
旧Termite
現在はフォージワールドから新しいレジンモデルが発売されている。→Terrax Pattern Termite Assault Drill

上述したようにImperial Moleについては、いずれフォージワールドよりモデル化されるものと考えられる。


  1. 現行ルールでは、12人。フォージワールドサイトで配布のPDFより 

  2. Armies of the Imperium(1991)  

帝国諸軍の軍用車輌 第0回

帝国の車輌たち

40k世界には様々な種族があり、軍用車輌も多種多様です。
中でも人類の《帝国》には数多くの軍用車輌が存在し、私自身も混乱しています。
そこで、自分の頭の整理も兼ねて、40K世界の《帝国》車輌の紹介をしてみようというのが今回の試みです。
様々な帝国の部署で用いられる車輌を紹介していこうと考えていますが、浮遊戦車、歩行機械及びバイクについては今回はパスすることとします。
また、40K世界ではほとんど見受けられなくなったRelic車輌についても触れますが、40Kにルールがない完全な遺物については、後回しになります。

資料について

各種車両の設定については、各アーミーのCodex、Index、Index:Imperial Armourを参考にし、それでも足りない部分については、過去のImperial Armourを参照する予定です。
ゲーム中の能力については執筆時点での最新データを考慮します。

略号

Codex〇〇:〇〇アーミーのコデックスを示す。
IAXX:Imperial ArmourのNo.XXを示す。
IIA:Index:Imperial Armourを示す。
WDXX:ホワイトドワーフ誌からの出展を示す。

紹介予定

それぞれの車輌を、二つか三つ程度しかバリエーションのない独立系、Chimera車台を使ったChimera系、同様にLeman Russ車台のLeman Russ系、Rhino系、Land Raider系、Malcador系、Sicaran系、Lord of Warな大型車両系と分類して紹介していく予定です。
まず最初となる次回は独立系のTaurosの予定です。

[Necron][WIP]ワセト王朝

 現在制作中の、ネクロンアーミーは、ワセト王朝という名前のネクロン王朝の軍ということにしています。
 まずは、ワセト王朝とはどんな王朝かについて。

概要


一般的に知られる概要


 ワセト王朝(Waset Dynasty)は、ソーテク王朝の従属王朝である。
 大いなる眠りにつく以前からの同盟相手であり、ごく早い時期に従属を表明したことから、支配体制が大きく崩れずに続いていることが特徴。
 フェアロンたるアテンに率いられ、ソーテクの影響力拡張に寄与している。

真実


 ……というのが、通り一遍の理解であるが、内情は異なる。
 ワセト王朝のフェアロン、<神王>“その名を讃えよ”アテンは、完全に狂っており、自らを太陽神アテンと思い込んでいる。そのため、配下たちにも従属神やその信奉者としての振る舞いを要求している。
 その統治方針は気まぐれで(なぜなら、彼は全知の神であるから)、軍の兵員や物資の損耗を気にかけることもない(なぜなら彼は全能の神であるから)。
 大いなる眠りから目覚めてすぐに、宮廷家臣団は、主を正気に戻したり矯正したりすることは難しいと悟り、以前からの同盟相手であるソーテク王朝と相談の上、全面的な従属を約束した。
 その後、アテンはソーテク王朝からの指令を『神託』と受け取るようになり、ソーテクの緩やかな監視の下、銀河の再征服事業に勤しむこととなっている。


 そんな狂えるアテンを、AoSのデスとオーヴァーロードのキットからコンバージョンしました。
 持っている杖はアビサルスタッフ。

ランドレイダーとその派生車輌 その1―歴史的変遷―

概要

 Warhammer40K世界で、Adeptus Astartes(あるいはスペースマリーン)の堅牢なる移動要塞として知られるLand Raider。
 ずいぶんと昔は、クルセイダー型も入るチャプターが限定されていたりして、ほぼ素のLand Raiderだけ知っていれば済んだのですが、最近は派生も含めて色々あって、自分の中でも混乱してきたので、ちょっと備忘も兼ねてまとめてみることとしました。
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I am Alpharius

 すっかりブログも放置してしまいした。

 最近はなにをしていたかというと……。

30thM003

 こんなものを塗っていました。
 GamesWorkshopのスペースマリーン30周年を記念した限定モデルです。
 2016年の4月16、17日のみの販売(もしくは22,000円以上購入した場合にはおまけにつく)というものでした。
 30年前のオリジナルマリーンを現在のデザインでリファインしたものです。

 私はこれをウルトラマリーンカラーで塗装しました。
 ただし……。

30thM002

 このショルダーアーマーのマークでもわかるとおり、本来のウルトラマリーンではなく、『ウルトラマリーンに偽装したアルファリージョン』です。
 彼らはいかにもウルトラマリーンであるかのように振る舞い、帝国臣民をじわじわと侵食していくのです。

 ちなみに、今回アルファリージョンにしたのは、現在制作中のレネゲイドアーミーの一環です。
 昔の(Imperial Armour5)レネゲイドアーミーリストでは、アルファリージョンを1部隊だけエリートとして編入することが出来ました。
 この部隊はロイヤリストとして惑星に浸透してきたと明記されていて、モデルも一般のマリーンをアルファリージョンカラーで塗れと指示されていたくらいです。
(現状のルールでは、同盟として再現することになるでしょう)

 そんなわけで、ウルトラマリーンとして人々の意識に入り込み、帝国への叛乱を起こさせる恐るべき暗躍者の一員としてこのモデルを作ってみたのでした。

I am Alpharius.
I AM ALPHARIUS.
We are all Alpharius.
We are Alpha Legion, and we are all one.

Dan Abnett著『Legion』より