2016年5月に読んだ本と短文感想


一番最初に出た版の書籍を持っているが、電子版になって手に取りやすくなったこともあり、再読。
ウィザードリィ世界を見事に小説に落とし込んでいるのはさすがの一言である。


「隣り合わせの灰と青春」「風よ。龍に届いているか」の間に発表された作品で、2作のはるか昔の話になる。
それら2作を知っているとより楽しめる中編。
ただ、エルフって性格悪いなーという印象になってしまうのはしかたないところか。

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不死の猟犬1

不死の猟犬 1  [八十八良]

不死の猟犬 1巻 (ビームコミックス)
 

一度死ねば、病気も怪我も治って復活する人類が生きる世界で、『復活しない』病気を感染させる感染源を守る女性のお話。なぜかその活動時はセーラー服だが、普段は社会人をやっていて、お酒もたしなむ。(酔うと周りが見えなくなるが)

お前らみたいに、ピストル自殺で、はい元通り! とはいかねぇんだよ。病院どころか風邪薬すらない。たかが肺炎や怪我ですら命取りだ。

1巻なので、まだまだわかっていないことも多いが、確実にわかるのは、この世界はおかしいということ。 続きを読む?

萌え萌えクトゥルー神話事典

萌え萌えクトゥルー神話事典

クトゥルー神話を、萌えイラストを交えて解説していくという、萌え本の一種。

しかし、考えてみて欲しい。

そもそも、クトゥルー神話に出てくる、クリーチャー/神性/あるいはおぞましいなにものかは、尋常な精神では正視に耐えうるものではない。

文章でもおぼろげに、読者の想像力に訴える書き方をするか、あるいは狂気の精神が映し出す影絵のようなものとして描かれているそんなものたちをイラスト化するという行為は非常に難しく、また、本来の『人の知り得ぬ恐怖』というものをスポイルする結果となる。

であるならば、この本のようにいっそ美少女化してしまうというのも、一つの手なのではないだろうか。

いあ いあ はすたあ

SHOOK UP!

Shock up! (サンデーGXコミックス)

 

ブラックラグーンの広江礼威氏の作品。ブラックラグーンより前の作品である。

遺伝子操作で生み出された人造人間であるヒロインに出会う無気力気味な主人公。彼らを取り巻く世界は、ヒロインを追い詰める暗い部分を持ってもいるし、友人たちが見せる優しい面も持っている。そんな世界で、彼らが生きていくお話。

一読して、思ったのは、『もったいないなあ』ということ。

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