13th Age in Gloranthaの草案を読んでみる

 中の人たちが病気(GenCon疲れ?)ということで、kickstarterがはじまらない1ので、13th Age in Gloranthaの公式ページにあるDraftをまじめに読んでみようかと思います。

 もちろん、草案なので最終的にはこれとかけ離れたものが出来てくる可能性もあります。特にkickstarterで出資を募る場合、出資者の反応次第でなにか付け加わったり、変更したりということは大いに考えられますからね。
 とはいえ、現時点では参考になるでしょう。

クラス

 13th Ageはクラス制のゲームなので、当然、キャラクターはクラスに属します。これらは、グローランサ世界にあわせた形に整えられるものと思われます。

前提

13th Ageのクラスは、基本ルールブックでは

  • Barbarian
  • Bard
  • Cleric
  • Fighter
  • Paladin
  • Ranger
  • Rogue
  • Sorcerer
  • Wizard

の9種類。

さらに拡張(13 True Ways)で

  • Chaos Mage
  • Commander
  • Druid
  • Monk
  • Necromancer
  • The Occultist

 と6種が追加されています。拡張ではマルチクラスルールもあります。

 この中で、ドルイドはサブクラスが6種もあり、選択によって動物使いになったり、動物に変身したり、精霊の力を使ったり、治癒の術を操ったりといろいろと可能になるクラスです。

グローランサでは

 ドラフトによると、

  1. モンクやドルイドなどの新クラスが入っているので13 True waysの拡張部分が適用されるものと思われる。
  2. マルチクラスについては曖昧だが、利用できるような雰囲気がある。
  3. 新しいクラスが追加される。
  4. それぞれのクラスはカルトに沿ったものになる。アーナルーダカルトに向けて修正されたClericやDruid等が例示。(カルトごとに特定クラス推奨か?)
  5. FighterやRangerやRogueとしてキャリアを始めるが、独自の成長を遂げるWind Lord等の例示もあり。ドルイドほどではなくとも多くの顔を持つらしい。(上級クラス?)

 などのことが読み取れます。

 基本的にはカルトにあわせて、それぞれのクラスが修正されるようですが、クラスに関しては基本ルールとはかなり様変わりしそうです。

その他の特徴的なこと

  1. グローランサに相応しいOne Unique ThingsとBackgroundsの例示やヒント
  2. icon relationshipsを置き換える、新しいルール
  3. グローランサにおける敵やライバル、魔術やアイテム

 1については、Background次第でスキル判定が変わってくるのでもちろん重要なんですが、特に2が注目ですね。

 13th AgeはICONとの関係性が特に象徴的なシステムなので、そこを置き換える新しいルールとは、一体どんなものが出てくるのか。
 単純に考えると、神々への信仰度合いなんかを持ち込むのではないかと思うのですが……。

 はたしてどんなものが出来てくるかはまだまだわからないところですが、私個人は、この試みによって新たなグローランサの楽しみ方が生まれるといいなあと思っております。

他の背景世界では

 ここからは余談ですが、13th Ageでは、グローランサの他にも他の世界設定を使えるようにするサプリメントが既に出ていたり、企画されていたりします。

Primeval Thule
 新しい背景世界。原始的な世界での冒険行を想定。kickstarterで75000ドルも集めているので、企画は動いているとは思いますが、まだ形になっていません。
 事実誤認でした。既に各システム向けのキャンペーンセッティングが出ていました。
 目次を見る限りは、13th Age向けの修正部分は三十数ページくらいかと思われます。
Dragon Kings
 D&D系の背景世界Dark Sunのデザイナーがつくった、Dark Sunの魂の後継者と言われる背景世界。
 元々Savage WorldsやPathfinderでこの背景世界を遊べるサプリメントが出る予定で、13th Ageはkickstarterでの出資の集まり具合次第だったものの、13th AgeのPDFサプリを出すという目標額には到達したので出るはずです。2
 いまのところ、ワールドブック本体が発売され、各システムへのサプリメントについては未発売。
Midgard
 Pathfinderでは有名らしい背景世界。3版のフォーゴトンレルムの魂の後継者3というレビューもあります。
 これに関しては、Midgard Bestiaryというモンスター本が既に出ています。ちなみにこのサプリは、Pathfinder用とD&D4版用もあります。

Midgard Bestiary (13th Age Compatible)

 Midgard Bestiaryは、全107ページの本ですが、構成は以下のようになっています。

08-87:モンスター
88-92:PC種族
93-106:MidgardのICON

 サプリメントのタイトル通り、Midgardのモンスターを13th Ageで使うためのものですね。
 元来d20系のシステムのための背景世界なので、ICONを置き換えてしまえば後は問題ないということでしょうか。
 グローランサで予定されているような、クラスの追加や修正はありません。

 対応を予定している他の背景世界も、元々d20系のシステムを考慮しているので、その世界なりのICONを設定し、PC種族や新クラスを追加するというくらいで対処するものと思われます。

 そこを考えると、13th Age in Gloranthaは、かなり大がかりなサプリメントになるのではないかなと思います。
 Dragon Kingsのようにkickstarterのストレッチゴールとして13th Age対応があるのではなく、単体でのkickstarterですから、当然それなりのものになるのは予想されるのですが……。
 なにしろクラスがかなり変わりそうですし、ICON置き換えというわけではなさそうなので。

 いずれにしても全容が見えてくるのはまだまだ先だとは思いますが、実に楽しみです。


  1. 9月4日に延期 

  2. 出資者には配られるものの、いつまでたっても一般販売しない可能性もないでもないが…… 

  3. 海外のレビューで多用される表現だが、やはり、はっきりそのまんまですよとは言えないのだろう